考える葦

日々の記録。

最近のこと。

3月4日(日)

シマウマ書房にて

「初めての活版ワークショップ」

記念すべき第1回目。活版印刷機がお店にやってきて、皆で試行錯誤しながらなんとか形にできるようになって迎えたこの日。

今回のお題である石川啄木の短歌より、五・七・五・七・七の下の句を詠んでもらって、実際に文字を拾って組んで、刷って、製本作業までの体験をしてもらった。初めてのワークショップは反省もあり、単純に楽しめたこともありで半々。初めはお客さんもスタッフも緊張ぎみ。後半からだんだんほぐれてきて放課後の雰囲気でできた。実際にやってみて改善点やお客さんの反応を見られたのは収穫だった。回を重ねられるように頑張ろう。

 

3月7日(水)

NHKの「ザ・プロファイラー」で柳原白蓮の回を観た。大正から昭和を生きた歌人。2度の離婚を経験、夫への絶縁状、幽閉生活、平和運動、など書いただけでも話題に事欠かない人生であったことは一目瞭然。とても美人なのにどこか切ない。

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白蓮は当時の女性らしくない自分自身の快、不快を優先して生きた潔さが私は好きだ。一度は女性として家事や育児をこなすことに幸せを見出そうとしたが、女性の幸せは他にもあるのではないかと模索する。時代は違うけど、現代の女性と全く変わらない壁にぶつかっている様に感動した。白蓮は人生を振り返ったとき、辛い幽閉生活があったから詩を書くという原動力になったと話していたのが印象的だった。『言葉は人を殺すことも救うこともできる』言葉でもって自己表現することで生きた白蓮の言葉は重い。自分のペラペラな言葉が恥ずかしい。才能欲しい。

3月8日(水)

荻窪にある本屋Title の店主辻山良雄さんが本を出版されたので、そのトークを聞きに丸善名古屋本店へ。

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トークは立ち見も出るほどの盛況ぶり。丸善店長さんが司会進行で辻山さんの話を聞く流れ。丸善店長さんの本屋愛が伝わる感じ良かったなあ。辻山さんの本を選ぶ際の基準、「切実な本かどうか」も興味深かった。リブロで何年も書店員をされていた方なので本屋を始める際の基準や構想のプランが明確にまとまっていたのすごい。何かを始めるにしても基本の所はしっかりと固める。あと、決めたら毎日続けること。

肝心な本を読んでなかったのでトーク終わり速攻レジへ。そのあとの懇親会にも参加させてもらった。本業界人ばかりでアウェーもいいところだけど、普段話すことのない出版社や書店員の方々と話せたのは面白かったな。良い夜。